できっこないをやらなくちゃ
【沖縄おじさんの人生遍歴ブログ Vol.49】
2009年、初めて行ったROCK IN JAPAN FESTIVALでDJブースの楽しさにドハマりしたおじさんは、ロックインジャパンのDJブースのステージに立ちたい!という夢ができ、2010年9月に自主企画の邦楽ロック中心のDJイベント「踊ROCK」を始めました
sanboo.hatenablog.jp初イベントは、とても楽しくて、集客もまずまずで、反応も良く、上々のスタートでした
その後、2011年2月、6月、11月と、コンスタントにイベントを続けていきました。活動を続けるうちに、いろいろなDJさんやお客さんと出会いました
DJと平行してバンド活動もやっていて、バンドでは月に1回くらいのペースでライブをしていました。バンドでも、いろいろなバンドの人と出会いました。
DJ界隈やバンドマンの人脈はどんどん広がっていったんですが、ある時ふと、DJはライブには足を運ばず、バンドマンもDJイベントには来ていないという事に気づきました
どちらも音楽を愛する者同士なのに、交流がないのはもったいないと思い、DJとバンドが出演するイベントをやろうと閃きました
閃いたものの、実現するためにはいくつかクリアしなくてはいけないハードルがありました
まず、DJとバンドの両方が出演できる会場を探さなくてはなりません
クラブにはバンドが演奏するような広さのステージや機材がないし、普段やっているライブハウスには、バンドが演奏するステージはあるもののDJブースはありませんでした
バンドが演奏するステージと、DJブースの両方を兼ね揃えたライブハウスとなると、那覇の一等地にある「桜坂セントラル」という大ハコぐらいしか選択肢がありませんでした
桜坂セントラルは老舗のライブハウスで、普段はほぼプロのライブしかやらないような、あまりにもハードルが高いハコでした
プロのバンドを呼べるわけでもなく、DJを初めてたかだか1年少しの、素人に毛が生えたようなおじさんが企画するようなイベントを、セントラルでやらせてもらえるとは到底思えませんでした
しかし、行動せずに諦めるわけにもいきません。セントラルのオーナーさんにアポをとり、ダメもとで直接交渉したところ、なんと、やらせてもらえる事になりました
いよいよ実現できるとなると、イベント名が必要です
「踊ROCK」はあくまでDJイベントなので、バンドも出演するからには別のイベント名にしようと思いました
バンドもDJもお客さんも、あらゆる音楽好きが分け隔てなく交流して楽しむ場、そう思った時、これしかないと思いました
踊Rock Festival
フェスを名乗るにはあまりにもちゃっちいけど、イベントの精神としては、フェスのような楽しい空間を作っていこうと決意しました
それから、バンドとDJに企画の趣旨を説明し、オファーをしていきました
当時はDJとバンドが出る企画は珍しく、チケットの金額設定、タイムテーブル、進行の段取りなど何もかもが手探りでした。フェスを名乗るからには少しでも気分を出そうと、入場用のリストバンドも作成しました
そうして2012年2月18日。桜坂セントラルで踊Rock Festival 2012を開催しました
19時から深夜3時までと長丁場のイベントでしたが、バンドのライブの時にはDJや普段DJイベントに来ているお客さんが観に行ってて、DJがプレイしている時にはフロアにバンドマンが踊ってて、そして楽屋ではバンドマンとDJがお互いの好きな音楽の話をしていて
目指していた光景が、そこにはありました
正直、実現までこぎつけるのは結構大変でした。1人だと確実に不可能ですが、いろいろな人が手伝って、応援してくれたおかげで、開催する事ができました
そうしてスタートした、DJとバンドが出演する「踊Rock Festival」はその後、4年間続くこととなるのでした
♪今日の一曲
できっこないをやらなくちゃ / サンボマスター
【手作りおつまみシリーズ】
材料費120円 山芋のふわとろ鉄板焼き