福岡県田川市での単身赴任から帰ってきた沖縄おじさんのブログ

バツイチ再婚家族もち。いろいろ経験したアラフォー沖縄おじさんの人生遍歴とたわいもない日常

30歳手前にして壮大な夢へ歩み出す

【沖縄おじさんの人生遍歴ブログ Vol.45】

初めて行った、憧れのROCK IN JAPAN FESTIVALは、とても楽しくて、幸せで、夢のような空間でした

sanboo.hatenablog.jp

いろいろなアーティストの素晴らしいステージをたくさん観てきましたが、中でも一番心に残ったのは、自分でも意外でしたが、DJブースのステージでした

出演バンドはもちろん、解散してしまって今では聴けないバンドの曲や、全く知らなかった曲など、いろいろな曲が大音量で聴けて、みんなで自由に踊る

その空間がありえないほど楽しくて。そこにはアーティストは出ないし、ただ曲をかけているだけなのにこれだけの人を楽しませる事ができるんだと衝撃を受けました

そして帰る頃には、「DJをやって、このステージに立ちたい」という、新たな夢ができました

 

昔から、やってみたいと思った事はまずやってみるという性格なので、沖縄に帰ってからすぐに、無料版のDJソフトをダウンロードして練習を始めました

やってみるとめちゃめちゃ楽しくて、無料版では飽き足らず、PC用のDJコントローラーとソフトを買いました

ある程度できるようになると、次は、実際にクラブでDJをプレイするにはどうすればいいか考えました

飛び込みでクラブに交渉してもやらせてもらえるわけがないし、かといって誰かクラブに紹介してもらえるような知り合いもいません。それなら、自分がやりたいようなROCKのDJイベントを探して、主催の人らと繋がっていろいろおしえてもらおうと思いました

当時やってたmixi(懐かしいー)で探してみると、「エントランス」という、女性DJ5人で企画している邦楽ロックDJイベントが見つかりました

おじさんがやりたいのもまさに邦楽ロックDJイベントだったので、やりたいけど未経験なのでどうしたらいいか相談させて下さい、とコンタクトをとってみたところ、親切にも直接会って相談に乗ってくれる事になりました

 

待ち合わせ場所は国際通りのスタバでした。スタバなんてオシャレな人が行くもので自分のようなダサいやつは行ってはいけない、と思っていたおじさんにとってそれは、人生初のスタバでした

注文の仕方もわからずあたふたして、わけがわからないままなんとか注文し、テンパったまま席に着いて待ってました

しばらく経つと、真っ赤なショートヘアの女性がおじさんに話しかけてくれました。当然、その人はエントランスのDJでした

その人は、見るからにオシャレで、センスの固まりという印象でした。話し方も、礼儀正しくも気さくで、話しやすい雰囲気で、初対面ながら、きっと良い人なんだなと思える人でした

その後、他のメンバーの皆さんも集まってくれました。みんなめちゃめちゃオシャレで、かわいくて、礼儀正しくて、なんというか、エネルギーに満ち溢れている印象でした

彼女らの当時の年齢は確か24〜25歳くらいだったと思います。かたやおじさんは29歳。来年には30になる、まったく未経験のおじさんがDJイベントをやりたいという、あまりにも無謀な夢でしたが、彼女らは全く否定的な事は言わず、真剣に話を聞いて、どうすれば実現できるか一緒に考えてくれました

彼女らは、イベントに合いそうなクラブやイベントスペースや、オーナーさんの情報、会場を借りる費用、機材のレンタル、当日の運営方法など、惜しみなくおしえてくれました

相談に乗ってくれるだけでも十分ありがたいのに、図々しくもおじさんは、DJとして出演していただけないか、とオファーしました。ありがたいことに、彼女らは、快く承諾してくれました

 

後日、彼女らからもらった情報をもとに、おじさんは、国際通りにある老舗のクラブ「熱血社交場」に連絡をとり、直接交渉に向かいました

熱血社交場は、国際通りのドンキの向かい、焼肉店のそばにあります。入り口から細い階段を下ると、暗い照明にお香の香りが立ち籠めり、見るからに老舗でアンダーグラウンドな方々が集まるような、素人には場違いな雰囲気でした

カウンターに立っていたオーナーのミーボーさんは、長髪のドレッドで、オーバーサイズのTシャツのスケーターっぽいスタイルで体格が良く、正直、見た目はめちゃめちゃ恐い人でした

おじさんはそこで自己紹介をし、エントランスの方々からここを紹介してもらった事、邦楽ロックDJイベントをやらせていただきたい事を伝えました。こちとら未経験のド素人なので、アピールするのは熱意ぐらいしかありません。どれだけ真剣か、必死で伝えました

正直、門前払いされるだろうと覚悟してましたが…なんと、やらせてもらえる事になりました

 

今思ってもほんと、実現できた事は奇跡に近いと思います

mixiでエントランスを見つけたこと、エントランスのみんなが会ってくれた事、出演を承諾してくれた事、あれだけ歴史のある老舗のクラブが、ド素人の企画を断らずに許可してくれた事

どれか一つでも欠けていれば、その夢はあっさりと閉ざされていたと思います。いろいろな人が助けてくれたおかげで、夢への第一歩を踏み出す事ができました

エントランスのみんな、熱血社交場のミーボーさん、本当にありがとうございます

 

そうやって、生まれて初めての自主企画のDJイベントが決まりました

そうなると次はイベント名を決めないといけません。ネーミングセンスのないおじさんはいい案が全く浮かばず、またもやエントランスのみんなに相談しました

みんないろいろな案を出してくれました。どれも素晴らしい案でしたが、最終的に決まった案が

「踊ROCK」

でした。ロックで踊るという、シンプルでわかりやすくて、まさにやりたいイベントを表している、ピッタリの名前でした。

 

そうして、2010年9月17日、その後9年続く事になる、邦楽ロック中心のDJイベント「踊ROCK」がスタートしたのでした

 

〜〜〜沖縄おじさんからのお願い〜〜〜

新型コロナウイルス感染拡大防止のために、熱血社交場は現在営業を自粛しています

現在、店を維持していく資金を集めるための、存続支援プロジェクトを立ち上げています

既にたくさんの方からご協力頂き、目標額はクリアしていますが、ウイルスの影響がいつまで続くかわからないのでまだまだご協力いただけると嬉しいです

国際通りで17年間に渡りアンダーグラウンドカルチャーを発信してきた、素敵な場所をなくさないためにも、可能な限りでいいですので賛同頂ける方は支援のご協力をお願いします

ご協力頂ける方は、下記のリンクから支援をお願いします

沖縄熱血社交場 存続支援プロジェクト

 

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