福岡県田川市での単身赴任から帰ってきた沖縄おじさんのブログ

バツイチ再婚家族もち。いろいろ経験したアラフォー沖縄おじさんの人生遍歴とたわいもない日常

修学旅行にて悲鳴

【沖縄おじさんの人生遍歴ブログ Vol.7】

中学二年生の頃、修学旅行がありました

 

行き先はベタに九州で、阿蘇三井グリーンランド長崎平和公園太宰府など回った記憶があります

あと、内地の人らは理解できないかもしれませんが、修学旅行のスケジュールの中に、「電車に乗る」というイベントも含まれてました

移動手段が電車という訳じゃなく、わざわざバスを降りて、切符を買って電車に乗り、降りるとまたさっき乗ったバスに乗り込むという、「電車に乗る」ことがれっきとしたイベントなんです

というのも、沖縄には電車がないんですが、ドラマとかで電車のシーンを見ているので、電車=内地というイメージで、憧れなんです

そんな憧れの電車に沖縄の中学生を乗せると、席が空いてるにも関わらずつり革に掴まったり、車窓を眺めてはギャーギャー騒いだり、踏切を通る一瞬のチャンスを狙ってひたすら写ルンですを構えたりと、さながら動物園のような状態でした…

 

おじさんの中学校では、修学旅行で「演芸大会」なるイベントが恒例でした

持ち時間だけは決まってたと思いますが、何をするかは完全に自由で、各クラス1つ演目を披露し、投票で優勝を決めるというざっくりとしたささやかな余興です

 

おじさんのクラスは、バスケ部員が多く、他のクラスよりも団結力があったので当然優勝を狙っていました

しかし、何をするかというアイデアは一切出ず、どうする?どうする?と言っている間についに修学旅行当日になっていました

さすがにヤバイと思い、演芸大会前の自由時間に中心メンバーで集まり、どうするか相談しました

バスケ部の団結力でなんとかやってくれるんだろうと期待してましたが、なかなか意見がまとまらず時間だけが過ぎていき…いよいよマジで間に合わないぞという空気になっていきました

何も決まらずアドリブで出るという地獄絵図だけは避けたいというみんなの思いが一致し、「シンプルに考えて、何が一番盛り上がるんだ?」という話になり、誰ともなく、「そりゃ、裸だろ」という事になりました

「じゃあ、誰がやる?」となると、バスケ部員達もさすがに尻込みして、誰も声を上げなかったので、しょうがなく「俺がやる」と覚悟を決めました

 

裸芸という方向性は決まったものの、当然何もなくただ裸になることはできないので、何かしらの芸はどうすればいいかといろいろ考えた結果、「ターミネータのモノマネ」というもはや脱ぐためでしかないものに行き着きました

もちろん、全裸になるわけにはいかないので、段ボールを丸く切って「禁」と書き、肝心な部分を隠す事になり、ますますモノマネでもなければ芸でも何でもない代物になっていきました

 

そしてついに本番、バスケ部員メンバーが回りをかこっている中ででおじさんが羽織っている服を脱ぎ、股間に○禁の段ボールのみという姿になり、満を持して登場すると…

 

ギャーー!!

 

…悲鳴

うるさくて良くわからんけどとりあえずウケてはない。あまりの悲鳴っぷりにさすがになんかヤバい事をやらかしたのかもと思い、早々にステージ袖にハケようとしたその時に

 

ギャァァァァァァ!!

 

…地面が揺れたのかと思うほどの大絶叫

 

というのも、横から見られることを想定していなくて、肝心の部分が丸見えでした

あまりの絶叫っぷりに、さすがにとんでもない事をしでかしたと思い、そそくさと部屋へ向かったんですが、袖で見てたベテランバスガイドのおばさまたちは「兄ちゃん、いいもの見せてもらったよ」と大絶賛でした…

 

その後、担任の先生からビンタをくらい、翌年にはなんと、演芸大会自体がなくなるとう大問題になりました

部活動関係なく、後輩達から嫌われたのは言うまでもありません…

 

それから一年後、卒業アルバムの寄せ書き欄には、ヤンキー達から、「お前のあの時のチ○コ」は忘れないぜ!という熱いメッセージで溢れていました

 

おしまい

 

♪今日の一曲

ばかもののすべて / 忘れらんねえよ

ばかもののすべて

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