福岡県田川市での単身赴任から帰ってきた沖縄おじさんのブログ

バツイチ再婚家族もち。いろいろ経験したアラフォー沖縄おじさんの人生遍歴とたわいもない日常

涙の理由(わけ)←90年代J-POP歌詞風

【沖縄おじさんの人生遍歴ブログ Vol.78】

前回の続き

sanboo.hatenablog.jp

ハイスタことHi-STANDARDの18年ぶりの新作「THE GIFT」は、10代の頃にどハマりしたスピード感と秀逸なメロディーラインがありながらも、18年もの間の人生経験と三人の関係性の変化が音や歌詞に現れていて、「今のハイスタ」が凝縮したような、素晴らしい作品でした

そしてその作品を引っさげて、全国13公演のツアーが決まり、何度目のチャレンジなのか覚えていませんが、ついにおじさんは人生初のハイスタのライブのチケットをゲットしたのでした!

 

おじさんが穫ったのは大阪公演2daysの2日目、2017年11月26日の大阪城ホール公演で、ゲストはMAN WITH A MISSIONでした

ライブ当日、気持ちが高まったおじさんは午前中のうちに大阪城ホールに行きました

そこで目にしたものは、ツアーのロゴが塗られた機材車、ハイスタのTシャツを着たお客さんたち、ツアーグッズの物販、そしてホール入り口に掲げられたツアーの横断幕…

本当に、今日ここで、ハイスタが観れるんだと、より一層胸が高鳴りました

そこで早々にグッズを購入し、近所を散歩したりご飯を食べに行ったりしていよいよ開場の時間を迎え、意気揚々と入場しました

 

おじさんのブロックは残念ながらステージ向かって右側、健さん側の一番後方でした

会場で買ったビールを飲みながら開演を待っていると、ほぼ定刻に会場が暗転し、MAN WITH A MISSIONが登場しました

マンウィズはこれまで何度もフェスで観てきたんですが、この日はハイスタのツアーという事もあってめちゃめちゃ気合いが入っていて、MCでもハイスタと一緒にやれる事がどれだけ嬉しいか熱を込めて話してて、愛にあふれたステージでした

マンウィズのライブが終わり、転換の間はまた会場が明転するんですが、転換の待ち時間の間、ステージ上の大きなモニターには客席の映像が流れていました

おじさんと同世代の人や、二十歳そこらの若い人、小学生など、あらゆる世代のお客さんが、期待に胸膨らませた満面の笑みで映っていて、会場全体がとてもあたたかい空気に包まれていきました

 

そしていよいよその時が来ました。会場が暗転すると、地響きがするほどの歓声が上がり、ステージに難波さん、健さん、ツネさんがニコニコしながら登場しました

その時の気分はなんというか…あぁ、ハイスタって本当に実在するんだというような、どこか現実味を帯びていないような不思議な感覚でした

 

難波さんの軽いMCの後、アカペラで歌いだしたのが「FIGHTING FISTS, ANGRY SOUL」でした

アカペラの後、3人が音を出した瞬間、おじさんの頭の中はハイスタを初めて聴いた高校1年生の頃から今までの、20年間の思い出が一気に溢れ出しました

そして気がつくと、無意識のうちに涙が溢れてきました

 

ライブは新旧織り交ぜたセットリストでした。昔の曲を聴けば20年間の思い出が蘇り、新しい曲では今のハイスタ3人の演奏している姿を観て感慨深くなり、笑ったり泣いたり叫んだりの、汗と涙と涎にまみれたあっという間のライブでした

本編が終わりアンコールでは、3人とともに、神戸のライブハウス「太陽と虎」の店長で神戸のフリーフェスを主催する松原さんが登場

松原さんはハイスタと昔から親交があり、現在はガンと闘病中で、この日なんとか一時退院しライブに駆けつけたとの事でした

 

健さんが「いつもはバンドがステージから皆さんにエネルギーを送るものだけど、今日はオレ達と皆さんで松原にエネルギーを送ろう」と言って演奏したのは、16年の活動休止を経て再始動したハイスタが復活後初めてリリースしたシングル曲「ANOTHE STARTING LINE」でした

明転された客席には、何万人もの人が大声で大合唱する光景。ステージには涙で歌えなくなる難波さん…

あの日、会場にいた全員が、ありったけのエネルギーを松原さんに届ける光景は、一生忘れられず、何ものにも代え難い感動でした

最後はアンコールに3度も応えてくれて、最初から最後まで、本当に最高のライブでした

 

しかし正直、いくら感動したとは言えこれまでいろいろな事があっても全然泣けなかった自分が泣くなんて思ってもいませんでした

その理由は、その後に公開されたハイスタのドキュメンタリー映画「SOUND LIKE SHIT」を観た時にわかったような気がしました

ハイスタが観れた、3人の生の音が聴けたという単純な嬉しさもあるんですが、メンバーですら二度と復活しないと思っていたハイスタが復活したという事がそもそも奇跡的なことで、だからこそあんなにも感動が生まれたんだと思います

 

この作品は、ハイスタがどうやって結成し、シーンを駆け上がり、なぜ人気絶頂の最中に活動休止したのか。活動休止の間にどのような出来事があり、どうやって再結成したのか

それら全てを、ここまでさらけ出す?と思うほど、痛々しいほどリアルにさらけ出したドキュメンタリー映画です

これを観るとハイスタがいかにすごくて、奇跡的なバンドなのか伝わると思います

興味がある方は観てみて下さいね!

 

以上、2回にわたって長々と書きましたが、これがおじさんが大人になって二度目に泣いた出来事です

ってか改めて思うけど、バンドっていいよねー。久々にやりたいなー

実は先日、前にブログにも書いた、昔一緒にバンドやってたヒロキと連絡を取り合ったんですよ

sanboo.hatenablog.jp

今はお互い仕事の事情で離れているけど、いつか沖縄帰ったら一緒にスタジオ入ったり、なんだったらライブとかできたらいいよなーって話になってるんです!

またバンドがやれるなんて思ってもなかったけど…もし本当にタイミングあったらぜひやりたいなーと思ってます

もしライブもできるようになったら、その時は告知するのでぜひ観にきて下さいね♪

 

なお、ハイスタのステージに登場した松原さんはその後も闘病を続け、医者から宣告されていた余命よりも長く生き続け、2019年4月4日に旅立ちました

そんな松原さんの闘病中のブログがこちらです

blog.comingkobe.com

 

♪今日の一曲

ANOTHE STARTING LINE / Hi-STANDARD

ANOTHER STARTING LINE

ANOTHER STARTING LINE

  • provided courtesy of iTunes

 

今日の動画

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せり鍋と黒頭巾の塩茹で

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