そして、本当の父になる
【沖縄おじさんの人生遍歴ブログ Vol.82】
2018年3月、おじさんは職場で出会った女性と再婚し、同時に6歳の息子の父親になりました
sanboo.hatenablog.jp息子はとても天真爛漫な聞き分けのいい子で、おじさんにすぐに懐いてくれて、名字が変わるのも父親になるのも素直に受け入れてくれました
嫁さんのご両親やごきょうだいも、おじさんの事を後押ししてくれて、息子に対してもおじさんの事を良く言ってくれました
そして家族3人での生活が始まりました。仕事を終えて家に帰ると、息子と戦闘ごっこをして遊んで、家族で夕飯を食べて、息子とお風呂に入って、宿題に丸付けをして、息子が寝た後は嫁さんと晩酌をする
それはとても平凡で、平和で、幸せな生活でした。これまで、前の嫁さんと娘を幸せにできなかったという負い目を追って生きてきたおじさんにとって、こんな幸せな生活が訪れるなんて夢にも思っていませんでした
とは言え、イチから家庭を作っていったわけじゃなく、途中参加した立場なので、時には難しい一面もありました
やはり、それぞれ育ってきた家庭や環境が違えば価値観も違うわけで、例えば、息子がおやつを食べるタイミングや量一つをとってもおじさんの価値観とは異なりました
ただそこはお互い一度失敗してきた身なので、どこまでよしとしてどこからやめようとするのか一つ一つ話し合って、これから築く家庭としてのルールを整理していきました
一番難しいと感じたのは、息子に対する躾でした
自分の理想の父親像としては、言わないといけない時にはしっかり厳しく躾けたいんですが、これまで母親と楽しくやってきたのに、後から来た人に厳しく言われて窮屈に感じてしまったらどうしようという恐れから、なかなか厳しく言えない時もありました
そこは時間をかけてしっかりと関係性を築いていこうと思い、自分なりに距離感を考えながら接していきました
ある日、部屋の片付けだかなんだか忘れましたが、嫁さんが何度も注意しても息子がやらなかったので、ここだと思い、真剣に叱りました
母親の目が届かない個室に連れていき、ドアを閉めてお互い正座で向かい合って座り、なぜ今正座させられているのか、なぜお母さんの言う事を守らないのか、それは良い事か悪い事か、では今からどうするべきか、それぞれ理由を訊き、やるべき事を理解したらお母さんに謝りに行かせました
息子はしっかりと自らの言葉で自分が悪かった事を認め、泣いて、母親に謝りにいきました
その時、父親と息子としての本当の絆ができたような気がしました
本当に素直で、頭が良くて、気を使えて、元気で、明るくて、逞しい、素敵な息子の父親になれた事を心から嬉しく思い、嫁さんやご家族のみなさんに心から感謝しています
♪今日の一曲
息子 / 奥田民生
家族全員で鬼滅の刃のジグゾーパズルに挑戦!