運命なんかじゃなく、偶然で出会ったからこそ 〜Rock'n Roll Barthdayとの出会い〜
【沖縄おじさんの人生遍歴ブログ Vol.62】
2012年のROCK IN JAPAN FESに行った時、たまたまテントが隣だった事がきっかけで、片平実さんのロックパーティー「Getting Better」の大阪のスタッフの方々と知り合いました
その時の記事はこちら
そのスタッフの中には、関西でロックDJイベントをやっているDJさんもいました
そのイベントの名前は「Rock'n Roll Barthday」。踊ROCKとほぼ同じくらいの活動歴で、バンドとDJが出演するスタイルで関西を中心に活動しているとの事でした
おじさんたちはすぐに意気投合し、その日のうちに連絡先を交換して、「いつか、関西と沖縄で一緒にやろう」と約束しました
とは言ってもお互いいい大人だし、この世の中、社交辞令という言葉だってあります。普通ならその日限りで疎遠になってもおかしくないんですが、彼らはちゃんと連絡をくれ、イベント開催に向けて計画を練ってくれました
そして2014年6月、初の共同企画「Rock'n Roll Barthday×踊ROCK」を神戸RATで開催
東京進出の2ヶ月後、関西初進出を果たしました!
大阪には5年住んでいてバンドもやっていたので、こうやってDJとして関西でイベントをやれる事は感慨深かったです
イベント当日、Rock'n Roll Barthdayや他の出演者のみんなと近くの居酒屋で前飲みし、すぐに意気投合しました
この日のゲストDJの樹里ちゃんは、もともとは関西で活動した後に上京し、当時は新宿のRolling Stoneという老舗のハコで若くしてレギュラーDJを務めているすごい人でした
ゲストバンドはfulaとDENIMS。どちらもめっちゃカッコ良くて、この二組を選ぶRock'n Roll Barthdayのセンスの良さを感じました
イベント前に酒を飲み交わした事で緊張もほぐれ、本番中はただただ楽しくて、もはや自分の出番で何をしたか記憶にないくらい酔いました
楽しくて幸せな時間はあっという間に過ぎ…イベント終了後、今度は沖縄で一緒にやろうと約束をし、みんなと別れました
そしてその5ヶ月後、踊ROCKのホームの熱血社交場で、「踊ROCK×Rock'n Roll Barthday」を開催。神戸で一緒にやった樹里ちゃんも出演しました
みんな、熱血社交場の雰囲気をめちゃめちゃ気に入ってくれて、終始ハイテンションでした
しまいにはRock'n Roll Barthdayの三人全員がDJブースのテーブルに上ってフロアを煽ってましたが、こんなにはっちゃけたのはその日が最初で最後だそうです
Rock'n Roll Barthdayクルーとはその後も交流があって、大阪に行った時に会ったり、ゲストDJで出演させてもらったり、リーダーのコムさんが沖縄に来た時には一緒にイベントをやったりする仲です
樹里ちゃんもその後、踊ROCKに出演したり、東京で一緒にやったりと交流が続いています
ただテントが隣になったというだけの偶然の出会いから、関西や沖縄で一緒にイベントをやるまでの仲になるなんて、人生ってほんと何が起こるかわからないですよね
個人的に、「運命」って言葉はあまり好きじゃないんですよ。人生は運命なんかじゃなく、「偶然」の連続だと思うんです
自分がこの両親の元に生まれ、ここで育ち、いろいろ経験し、バンドをしたり、DJをしたり、結婚して、この子が生まれたのも、すべては偶然の積み重ねだと思うんです
高校の頃にゆずを聴いていなかったら路上で歌う事もなかったし、尼崎の子らと出会う事もなかったし、大阪に住む事もなかったし、前の嫁さんと知り合う事もなかったし、子供が生まれる事もなかった
どれか一つでも欠けていたら今の人生はなかったと思うんです
それを運命の一言で片付けちゃうと、もうその時点で諦めているような気がするんです。こうなる運命だったんだって思ったら、もう何も努力しようがないんじゃないかと
それを偶然だと思うからこそ、偶然の出会いに感謝したいし、運命で結ばれていないからこそ、離れていかないように努力しようと思えると思うんです
子供の頃からの幼馴染みとか、学生時代何年間も一緒に過ごしたとかじゃなく、ただテントが隣り合っただけの他人から始まった出会いですが、おじさんにとってRock'n Roll Barthdayのみんなは、同じ時間を共有した、今でもかけがえのない大切な仲間です
♪今日の一曲
ロックンロールは鳴り止まないっ / 神聖かまってちゃん
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小石原編 そら豆の唐揚げ〜のり塩味〜