楽しくも時に苦しい日々が経験値となるという話
【沖縄おじさんの人生遍歴ブログ Vol.53】
2012年のある日の事、踊ROCK Festivalに出演していただいたThe Country Hunchbacksのドラマー、ほえもさんから連絡がありました
話の内容は、ほえもさんが経営している、那覇市若狭にあるライブハウス「Cyber-box」で、月に1回のレギュラーDJイベントをやってみないかというお誘いでした
破格の条件で、歴史あるCyber-boxで毎月やらせてもらえるのはとてもありがたいお話でしたが…正直、悩みました
踊ROCKと同じ事をやってしまうと踊ROCKの集客に影響が出るので、ジャンルは別のものにしないといけません
とは言え、ロック以外で毎月なにかやれるほどの引き出しは、自分の中にはありませんでした
さらに、仮にロック以外のジャンルに決めたところで、毎月同じジャンルでやるとさすがにお客さんも飽きてきて、続かないだろうなとも思いました
毎月、飽きられず、一定のお客さんを集めるイベントとなると…当時のおじさんにとってあまりにも高いハードルでした
1人でやるのは到底無理だと思い、他に誰か誘おうと思いました。すぐに思いついたのが、おじさんが信頼していて、音楽の引き出しの幅も実力も素晴らしいDJ、しゅうHATE!!とはなまるでした
2人と相談した結果、ジャンルを縛らず、毎回コンセプトを変えたレギュラーイベントにしようという結論に至り、毎月第一金曜日のレギュラーDJイベント「Hakkin'!!」がスタートしました
Hakkin'!!ではいろいろな企画をやりました。年代縛りやDJ同士によるユニット企画、時にはバンドも出演したり、内地からゲストを呼んだり、椎名林檎、ジュディマリ、ミッシェル、イエモンなどのアーティスト縛りや、DJ未経験者の新人ばかりを集めた新人歓迎会など。毎回趣向を凝らして試行錯誤してました
Hakkin'!!では毎回様々なドラマが生まれ、いろいろな経験をしました
1周年の時には、当時まだDJ経験が浅かったウクダダとi knowがオリジナル曲「はじめてのHakkin'!!バースデー」をサプライズで披露してくれて大盛り上がり
なんとそれから2人は「MCウクダダとMC i know」というユニットを結成し、りんご音楽祭に出演するはCDリリースするはの大活躍でした
そんなMCウクダダとMC i knowがHakkin'!!についても語っているインタビュー記事がこちらです
clinamina.in2013年にはSYS主催の野外フェス「Vogue Vogueアートフェスティバル」、
2014年には今年で17周年の大先輩方の老舗J-POPイベント「ARAKEMO。」に出演させてもらったり、
2014年の大晦日には踊ROCKとHakkin'!!の共同企画で、桜坂セントラルで年越しカウントダウンパーティーをやったりと、レギュラーイベントの枠を超えて、いろいろなイベントに参加させてもらいました
楽しい思い出も多いんですが、Hakkin'!!をやっていた当時は、正直苦しい事の方が多かった気がします
もともとロック以外あまり聴いていなかったおじさんにとって、毎月いろいろなジャンル縛りや企画にチャレンジする事は、時に苦しくもありました
レギュラーのしゅうHATE!!やはなまるは純粋に音楽を楽しんでいて、おじさんが到底思いつかないような幅広い音楽を感性のままにプレイしていて、2人と比較して自分の実力が追いついていない事をコンプレックスに感じていました
あと、毎月一定のお客さんを集め、楽しませる事の、想像を絶する難しさ、壁を知りました
しかし、今思い返せば、それらはすべて、おじさんのDJとしてのスキルアップ、経験値となりました
しゅうHATE!!とはなまるという、尊敬する素晴らしいDJと一緒にやれた事、そして、機会を与えてくれたCyber-box、ほえもさんに心から感謝しています
ほえもさんが経営するCyber-boxも現在、新型コロナウイルスの影響で休業を余儀なくされています
そんなほえもさんが発起人となり作った、沖縄県内のライブハウス、クラブを支援できるオンラインショップがあります
支援したい店を選んで購入したり、全店に分割して支援できるアイテムもありますので、可能な方、興味を持たれた方は無理をしない限りでいいので、支援いただければ嬉しいです
↓こちらからどうぞ
♪今日の一曲
びあいっつぴーく / MCウクダダとMC i know
オンライン飲み会でイラストしりとりやってみた