伝説の一夜
【沖縄おじさんの人生遍歴ブログ Vol.50】
初めて行った2009年以降、2010年、2011年と毎年ROCK IN JAPAN FESTIVALに行きました
DJを初めてからは、DJブースに行く機会も増えました。いろいろなDJのプレイを観てきましたが、やはり一番すごかったのはGetting Betterの片平実さんでした
片平実さんは、1996年にROCK PARTY「Getting Better」を始め、DJブースが出来始めた頃からロックインジャパン、カウントダウンジャパンに10年以上出演
今でもVIVA LA ROCKやUKFC on the Roadなどのロックフェスに出演し、メジャーレーベルから何枚ものROCK MIX CDを発売している、日本のロックDJ界では間違いなくトップのレジェンドです
ロックインジャパンでは毎年DJブースでトリを務め、おじさんは毎年、最後の音が止まるまで、片平さんのプレイで踊ってました
そんな、雲の上のさらに上、カリン塔よりも遥かに上の、界王様のような存在の片平さんがなんと、踊ROCKに出演するという、とんでもない出来事がありました
そんなありえないような機会をくれたのは、エントランスのDJ、MiOでした
片平さんがGetting Betterのイベントで来沖した時、酔った勢いで片平さんに話しかけたMiOが後日改めて出演オファーをしたところ、まさかの承諾
ありがたい事に、エントランスと踊ROCKの共同開催という形で、おじさんも出演させてもらえる事になりました
そうして、2012年9月15日、「踊ROCKとエントランスと片平実」の開催が決まりました
もちろん、2012年もロックインジャパンに行きました
毎年一緒に行っている東京のフェス友達とは、DJブースの近くにテントを張るのが恒例となっていました
この年は、少しでも宣伝しようと、テントの周囲に「踊ROCKとエントランスと片平実」のフライヤーを張り巡らしていました
すると、隣にテントを立ててた人が、興味を持って話しかけてくれました
話すとなんと、そのテントの一行は片平さんのイベント、Getting Betterの大阪のスタッフの方々でした
こんな広大な、何万人もの人が参加するフェスで、たまたま隣に張ったテントが片平さんの関係者だなんてどれだけの確率か!そんな奇跡的に出会った彼らとはのその後も交流が続くんですが、そのエピソードはまた別の機会に書きたいと思います
そして迎えたイベント当日。なんとその日は、最大風速50mもの大型で非常に強い台風「サンバ」が沖縄本島を直撃したのでした
イベント開始時間が迫るにつれ、雨風はどんどん強くなっていきました
片平さんサイドは、開催可否については主催のおじさんたちに任せる。お客さんの安全面を考慮して、中止になったとしても構わない。中止になったとしても、来年また来るからとまで言ってくれていました
エントランスメンバーとも何度も連絡をとり話し合いましたが、意見は別れていました
あの片平さんが来てくれたので、一緒にやりたい気持ちはもちろんありますが、お客さんやスタッフや出演者の身の安全を考えると…
やるべきか中止するべきか、悩みに悩んだ末、開催するという判断を下しました
結果的には、暴風域に入った事により予定より早めに切り上げたものの、怪我人も出ず無事にイベントを終える事ができました
台風の影響で当然、お客さんの入りは予定より少なくなりました
しかし、あの暴風の中集まってくれたお客さんの熱量はものすごく、それに応えようと出演者も否応なく盛り上がり、あの日のあの場所でしか体験できない、最高のイベントになりました
とは言え、怪我人が出なかったのは結果論でしかなく、あの暴風の中で開催した事が正解だったかは今でもわかりません
いろいろな意味で、伝説の一夜となったのでした
♪今日の一曲
TYPHOON / SEBASTIAN X
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揚げ出し豆腐に初挑戦!