理想と厳しい現実、そして離婚へ
【沖縄おじさんの人生遍歴ブログ Vol.40】
コールセンターに入社して1ヶ月後。ハードな初期研修についていくのが精一杯でしたが、仲のいい同期メンバーの助けもあり、なんとか初期研修をクリアする事ができました
sanboo.hatenablog.jp11人の同期は、3つのプロジェクトに分かれて配属が決まりました。おじさんが配属されたのは、PCのテクニカルサポートのプロジェクトでした
初期研修をしていたフロアはリフレッシュルームの天井が高く開放的で、スタイリッシュな作りなのに対して、配属されたプロジェクトのフロアはリフレッシュルームは狭く、常にカップラーメンの臭いが漂っていて、喫煙室にはサンドバックがあり、まるで別世界でした
働いている社員の様子もまるで違いました。初期研修をしていたフロアはみんなスタイリッシュで、女性の方はヒールでコツコツ歩いていたんですが、配属されたプロジェクトはオタクっぽい人が多く、女性はほぼスッピンでルーム内を裸足でペタペタ歩いていました…
なんか…思ってたのと違う
会社見学で見て、ここで働きたい!と思った雰囲気とそこは天と地ほどの差がありました
プロジェクトに配属されてから、また新たな研修がスタートしました
初期研修は基礎的な内容でしたが、プロジェクトでの研修はPCのハードやソフト、BIOSやOSやネットワークなど専門的な内容で、当然、難易度も高くなり、やはりおじさんはついていくのに必死でした
その頃、妻は子供を連れて実家に帰り別居状態だったので、家ではおじさん一人でした
妻と子供がいない寂しさで、夜はあまり眠れなくなり、食欲もなくなっていきました
しかし不思議と体調は良く、昼間も脳がずっと覚醒しているような感覚で眠気もなく、プロジェクトの研修も無事にクリアする事ができました
妻とは何度も連絡をとり、今後の事について話し合いました
おじさんは何度も、戻ってくるよう説得しました。戻ってくれるならどんな条件でも受け入れるので、何でも言ってほしいと伝えました
職業柄、相手が何を言いたいのか、何をしてほしいのか読み取る力はあると思っていたんですが、妻と話すとなぜか全く理解できず、結局どうすればいいのかわかりませんでした
何十回も、何時間もかけて話し合いましたが、いつも最後は「結局、全て自分が悪いんだ。そしてこの人は心底、自分の事が嫌いなんだ」という思考に陥りました
結局、お互いの心の溝は埋まる事がなく、なぜそんな日を選んだのかはわかりませんが、おじさんの誕生日の日に役所に離婚届けを提出し、受理されました
離婚に至った原因は全て、自分にあると思っています
思えばもっと、時間をかけてお互いの事を知って、お金を貯めて、計画的に結婚するべきでした
何も後先考えず、気持ちだけ先走って子供を作り結婚した結果、生活は貧しく、仕事に翻弄され、子育てもせず、妻を支える事もできませんでした
今でも、当時の妻と子供には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです
その離婚をきっかけにおじさんは、心が病んでいってしまうのでした
♪今日の一曲
さよなら / MONGOL800