福岡県田川市での単身赴任から帰ってきた沖縄おじさんのブログ

バツイチ再婚家族もち。いろいろ経験したアラフォー沖縄おじさんの人生遍歴とたわいもない日常

蝕まれていく心と家庭

【沖縄おじさんの人生遍歴ブログ Vol.36】

前回の続き

sanboo.hatenablog.jp

フランチャイズの店舗展開を行う会社に入社して数ヶ月経ったある日、数週間違いで入社した先輩とおじさんの新人2人は、別店舗への異動を命じられ、先輩が店主、おじさんが副店主として店舗を運営する事になりました

 

先輩は入社時期こそ僅か数週間違いですが、年上で大卒で社会経験もあり、新人とは思えないほど仕事ができる人で、この先輩と一緒ならやっていけそうだと頼もしく思いました

異動先の店舗でもアルバイトの人から慕われ、ユーモアもあり、それでいて指導する時にはしっかり厳しく指導する、上司として尊敬できる人でした

バイトの人たちもとてもいい人で、おじさんもすぐに馴染む事ができました

職場の人間関係は良好でしたが、やはり業務量は多く、覚える事もまだまだたくさんあり、当然勤務時間も長いままでした

 

異動した後は、各店舗の社員が集まる会議やイベントごとに参加する機会も増えました

あらかじめ会議のスケジュールが決まっていれば、それに合わせて店舗運営の業務量を調整するんですが、時折突発的に招集される事もあり、そんな時は店舗の業務が滞ったり、会議の分だけ勤務時間が延びる事もありました

当時、沖縄支店のトップはとある部長で、部長の鶴の一声で各店舗の社員が急遽招集される事がちょくちょくありました

そこで何が行われるかというと、部長の趣味のボウリングに付き合うだけの接待飲み会でした

 

当時の沖縄支店にとって部長は、完全なる独裁者でした。どの社員も、部長に嫌われないよう必死で機嫌をとっていました

部長がストライクをとれば全社員が部長に乾杯しに行って賞賛し、外すとありとあらゆるフォローで機嫌をとる。そんなあからさまに気を使われて何が楽しいのか、おじさんからすると全く理解できず、大の大人が大勢集まってたった一人の人間にヘコヘコする様は異様な光景でした

そのボウリング会には意味不明な独自のルールがありました。そのルールは、部長に「大丈夫か?」と訊かれ「大丈夫です」と答えると酒を一気飲みしないといけないというもので、「問題ないです」と答えると一気飲みを回避できるという、悪趣味極まりないものでした

そのルールが身に染み付いていない新人はこぞってターゲットにされました。当然、おじさんも何度もキラーパスをくらい、酒を飲まされました

おじさんの先輩もターゲットになったんですが、仕事ができる先輩は決して「大丈夫です」と言いませんでした。なんとか先輩に飲ませたい部長は、おじさんに振り、おじさんが失敗すると、「上司の責任だ」と言いがかりをつけ、先輩にお酒を飲ませていました

 

子供の頃からなりたくないと思っていたサラリーマンの、最も嫌み嫌っていた縮図がそこにはありました

サラリーマンとして働き、家族を養う事を決意したものの、やはり心の奥底ではやりたくないという気持ちがあり、やりたくない事をやるストレスで心はどんどん蝕まれていきました

 

ストレスが溜まっていたのはおじさんだけではありませんでした

お金がなかったおじさん夫婦は、祖父が古くから持っていた借家の平屋に住んでいました

建物はかなり古く、日当りも悪い暗くて狭い家でした

地元を離れ、友達もいない土地で貧しい暮らしをし、隣には義父夫婦が住んでいる中で初めての子育てをたった一人でやらなくてはいけない妻も、相当なストレスが溜まっていたと思います

勤務時間の長いおじさんは帰りが遅く、帰ってもほとんど子育てはせず寝るのがやっとという生活でした

仕事と家庭でお互いにストレス抱えたおじさん夫婦は、次第にケンカが増えていき、気持ちがすれ違うようになっていきました…

 

♪今日の一曲

浸食 〜lose control〜 / L'Arc〜en〜Ciel

浸食 -lose control-

浸食 -lose control-

  • L'Arc~en~Ciel
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

今日の動画

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